各家庭には、冷蔵庫に内蔵されたサーバーが一般化します。冷蔵庫は家庭電気製品の中では一番大きなものですから、サーバーを格納しておくスペースが採りやすく、また熱を嫌うサーバーの温度コントロールも容易です。そしてなによりも、電話と共に1日中通電されている機械であるために冷蔵庫をサーバーとするのが一番なのです。このサーバーは家庭用の情報倉庫とでも言うべきもので、100GBから1TB(1、000GB)の情報を蓄えておくことが可能ですし、さらに能力アップが必要であればボードを1枚増設すればOKという簡単さです。家計簿や家族の日記、住所録といった情報も、家族個人別のパスワードで管理されますから、各人が個別に安心してサーバーに保存できます。家族のアルバムはもちろん、家族の記録しておくべき資料もすべてデジタル化してここに入っています。
実はインターネットが新しいプロトコルを設計しようとしたときに、たいへん大きな議論になったのが、この点なのです。ふつうは、新しい技術をつくろうというときには、原理とか哲学、そして、技術的な仕組みについて議論しながら決めるのですが、インターネットの技術を決めていくときには、どれだけの技術者がその技術を支えられるだろうかという、人間の能力の問題を非常に重視します。つまり、どんなよい技術でも、それを支えることのできる技術者が少ないならば、普及して運用されることがない、と考えているのです。こういうことは、たぶんコンピュータ・サイエンスの世界のなかで、いままで議論されていなかったし、ほかの技術の面でもあまり議論されていなかったことではないでしょうか。このことが、世界中のコンピュータを包むという、たいへん大きなネットワークをつくっていくための技術を進めていく土台にある、根本的な哲学だと言えると思います。
ここ数年では、「夜間取引」への参入が増えている。株は一般的に午前9時〜午後3時という、証券取引所の取引時間内でしか売買できないが、一部の証券会社では私設取引システム(PTS)を使うことで、夕方以降でもトレードを可能にしている。06年9月にはカブドットコム証券が国内初のオークション方式を採用した夜間取引市場「kubu.comPTS」をスタートさせた。夜間取引は以前から、松井証券の「夜市」(よいち)やマネックス証券の「マネックスナイター」などが存在していたが、株の売買価格が当日の取引所の終値に固定されていた。一方、kabu.comPTSは、昼問の取り引きと同様に、複数の売り手と買い手の間で最も思惑が合った価格でトレードできるようになっている。こうした流れを受けて、07年8月にはSBIイー・トレード証券やゴールドマンーサックス証券が中心となって夜間取り引きをスタート。こちらは売り手が指定した値段が取引相手の提示した金額と一致すれば、売買が成立するという「顧客注文対当方式」を採用する。市場開設後、9月にはGMOインターネット証券が参加し、今後は楽天証券とオリックス証券も取引開始予定という。複数の証券会社が加わった「連合軍」のため、口座数が多く、夜間取引が活性化する可能性もあるだろう。
Copyright (C) WWW.DZMM.NET. All Rights Reserved.