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首都圏の受験生

大手中の大手、いまやもっとも勢いのある予備校です。しかし、首都圏の受験生の親世代に問うと、意外と、あまり馴染みがありません。そうなのです。河合塾が、本格的に首都圏制覇に乗り出してから、まだ十数年ほどしか経っていないのです。本拠地東海地区から首都圏制覇を可能にした最大の武器は、「全統模試」です。いまや、独白の模試をもたない準大手予備校や塾などの多くは、この模試を採用し、進路指導の参考資料としています。問題も良問ながら解説がとても詳しいのです。そして、ためになります。この模試は高校一年から受けられますので、これを継続的に受験して完璧に復習をこなしておくと、実戦向きの力がつきます。全統模試は、高校でも採用しているところがあるはずです。また、むかしの予備校評で「机の河合」とうたわれたのは、システム的な充実度を指してのものでしょう。カリキュラムの組みかたや、コース設定のしかたは、じつに、年々変化する受験生の二jズを的確にとらえ、反映しています。

学校の授業で役に立つこと

いろいろな知識があれば、学校の授業で役に立つことも多いだろうし、新しい単元を理解するのが速くなることさえある。自分では知らないうちに学力がアップするので、私はこれを「かくれた能力」と呼んでいる。この能力を上手に引き出すことによって、全体の学力を上げることができるわけだが、それには、いろいろなジャンルの本を読まなくてはならない。では、本を選ぶ時はどのようにしたらよいのだろうか。親がいきなり名作全集などを買い与えることがあるが、あまり感心したやり方ではない。私かよく勧めているのは、親子でーか月か二か月に一回、本屋に行く方法だ。コミックや遊び以外の本なら一定の金額以内でどんなのでも買っていいよ、と言って子どもに好きな本を選ばせるのが一番よい。子ども自身に本を選ばせ、選んだ限りは責任を持って読ませるようにすれば、だんだん本好きになっていくだろう。

子供に対する本当の愛情とは

予備校でも、単語テストができなかった生徒に、「あまりできなかったね」と、講師がごく普通に言っただけで、生徒と講師が殴り合いのケンカになったこともあります。そんな場合は、必ず「今回はあまりできなかったけど、次回は頑張ろう。きっとできるよ」と対応しなければならない時代になっているのです。宿題はやっていただくもの、勉強はしてくださるもの。テレビを見る見ないは、干渉してはならないもの。それぐらいに思って、丁寧に前向きに励ましていると、子供たちの方から心を開き、なんでも相談してくるようになります。子供にやる気を起こさせるコツは、焦らず、じっくり耐えて、新しい接し方を研究すること。それが、子供に対する本当の愛情ではないかと思うのです。